AIRMORTAR AIRMILKエアモルタル・エアミルクとは
【エアーモルタルとは】
セメント・骨材・水で練った生モルタルに起泡剤で作った泡を混ぜ合わせた充填材です。
流動性・軽量性・施工性に優れており、経済的で省資源化にも最適。
また、作業を行うプラントもコンパクトなため、路上での施工が可能です。
【エアミルクとは】
セメントと水、気泡で構成されており、エアーモルタル同様、流動性・施工性に優れています。
土間下空隙など小さな空隙にも充填が可能で、少量の充填を行いたい場合などは
小規模な現場練りプラントで少量ずつ充填を行えるエアミルクでの施工も提案しております。
エアモルタル特徴まとめ
・充填地形関係なくプラント設置・移動・解体が必要ない。
・工事期間が非常に短縮で済む。
・工事費が非常に安価である。
・プラント設置毎に敷地(ヤ-ド)が必要ない。
・1日の施工量(充填量)が30~70m3可能である。(廃止管径・充填距離によって異なる。)
※エアミルクは20~60m3可能(廃止管径・充填距離によって異なる。)
・制作時粉じんがなく、周囲地域への影響がない。
・小口径で約700~1,000mの距離が可能である。
・空気量がエアミルクに比べて小さく長距離1スパン(150m以上)に向いている。
※エアミルクは空気量が多く長距離1スパン(150m以上)には不向き
・生比重が水より重い(1.0t/m3以上)
※エアミルクは生比重が水より軽い(0.6t/m3以下)」
CONSTRUCTION USEエアモルタル・エアミルク施工用途
1.廃止管等の充填(水道管、汚水管、雨水管、ガス管、NTT管、ボックスカルバート等)
2.トンネル坑口の気泡軽量盛土
3.トンネル裏込め充填
4.橋台背面の気泡軽量盛土
5.地下空洞の充填
6.防空壕の充填
7.ライナープレートの背面盛土
FLOWプレフォーム方式
プレフォーム方式の流れ
生コン工場からセメント・水・細骨材の配合を指定した生モルタルをミキサー車(アジテーター車)で現場に搬入してもらう
↓
現場にて起泡剤を独自の気泡発生装置で泡を作成し、ミキサー車(アジテーター車)内に投入
↓
エアーモルタルが完成
↓
ポンプ車でエアーモルタルを圧送し充填を行う
QUALITY品質管理方法
空気量の測定
設計値 51±5%
メスシリンダーにエアーモルタルを200cc取り、それに水200ccを加えて気泡を分離させる。次にこの中に消泡剤 (アルコール) 100ccを静かに加えて、消泡後の量を読みとり下式計算で空気量を算出する。
フロー値の測定
設計値 180±20mm
Φ8cm×高さ8cmの円筒コーンに試料をいれ、それを引き上げたときに広がる長さ直径の平均 (mm) を測定する。
供試体採取
設計値 1.0N/mm2以上
モールドにエアーモルタルを採取(3本)し、28日材令で一軸圧縮試験を実施する。
LAYOUTエアーモルタル充填作業 配置図
MIXING EXAMPLE AND AMOUNT配合例・配合量
配合例 S/C(1:3) 空気量47% 1N/m㎡
エアモルタル1㎥ 当り
セメント | 210kg |
砂 | 630kg |
練混ぜ水 | 198.4kg |
起泡剤希釈水 | 18.6kg |
起泡剤 | 1.0kg |
生モルタル1㎥ 当り
セメント | 210kg ÷ 3.16 = 66.46ℓ | 3.16 |
砂 | 630 ÷ 2.61 = 241.4ℓ | 2.61 |
練混ぜ水 | 198.4 ÷ 1.0 = 198.4ℓ | 1.0 |
希釈水 | 18.6 ÷ 1.0 = 18.6ℓ | 1.0 |
起泡剤 | 1.0 ÷ 1.02 = 0.98ℓ | 1.02 |
計 525.84ℓ |
エアモルタル1㎥当りのモルタル量は0.52584㎥
生モルタル1㎥当りの配合1.902倍(1.0÷0.52584)
工事配合と現場配合
セメント | 399kg |
砂 | 1.198kg |
練混ぜ水 | 377.4kg |
生モルタル | 上記配合 |
起泡剤希釈水 | 35.4kg |
起泡剤 | 1.9kg |